2016年10月20日

吃音について質問です。

■質問
吃音について質問です。

・ネットでも色々な治療法や病院が
 検索できますが、実際に吃音を
 克服された方はいらっしゃるのでしょうか?

 (よい病院、スクール、
  治療法があれば教えて下さい。)

・吃音と繋がりがあると思いますが、
 私は台本なしでの長い挨拶や
 プレゼンなどはほとんどできません。

 台本があっても丸々読んでしまうレベルです。

 即興で言葉がスラスラ出てきて
 かつ文章としてまとまって話せる方は
 脳が二つ三つあるのではないかとさえ
 思えてしまいます。

 多少どもっても少なくとも並みのレベルで
 話ができるようになるには何をしていけば
 いのでしょうか?

・4月の支店入社式の司会を任されました。
 30人ほどが出席します。

 どもってしどろもどろになりかねなく
 何かアドバイスを頂けますでしょうか?


■回答
吃音を治す努力は続けるが、
日常生活は大切にする。

治す努力はしないで日常生活だけを
大切に生きる。

どの道を選ぶかはその人の生き方に
関わる決断ですが、

多くのどもる人に出会ってきた私としては、
治す努力よりも日常生活を大切に
誠実に過ごすことを勧めます。

私たちの周りには、
このように生きる人が増えました。

これが一番易しいことで
自分の幸せにつながると考えている
からでしょう。

とても私には出来ないと思う人や、
一人では踏ん張りがつかない人は、

セルプヘルプグループや
吃音親子サマーキャンプなどに
参加されると良いでしょう。

すでにそうしてきた人たちが
見本としてあなたを迎えてくれることでしょう。

吃音を隠し、話すことから
逃げていれば吃音は仕事上でも
就職活動でもマイナスとなるでしょう。

しかし、どもる事実を認め誠実に仕事をこなす
決意と仕事への意欲があれば道は開けます。

多くの人が自分なりの工夫や努力で
乗り切りさまざまな分野の仕事に
就いています。

緊急の連絡が大変だという消防士。

息を吸ってのあと止めてが
言えなかったレントゲン技師。

患者の体温の数字が言えなかった看護師。

あのときは困ったと笑いながら話しますが、
現実には仕事上さまざまな困難が
あったことでしょう。

その困難への対処として吃音を治すという
発想ではなく誠実にその仕事に向き合い、

この人たちは自らの力で道を
切り開いてきたのでした。

吃音の変化は専門家の指導を
受けるか受けないかではなく、

その人に内在する変わる力によって
起こるのでしょう。

現実に多くの人が専門家の力を借りず
さまざまな要因によって
変化してきました。

どもることを隠さず、
現実の人間関係の中に出て行けば、

その人に内在する変わる力が働き
自然に変わっていくと私は信じています。

僕はいまでも吃音が治って欲しい、
そう思っています。

でも、上手に吃音と付き合い、
日常生活を丁寧に大切に
過ごしたいと思っています。

必ず変化を体感できます。



ラベル:吃音 質問
posted by 管理人 at 23:32| どもりの悩み・相談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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